夢はいつかは醒めるけど、はかなく切ない夢の時を生きて行こう


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2009年03月10日 14:32

人はたくさんの後悔を胸に生きていく

なんとなく見ていたテレビで、古いミステリードラマの再放送をやっていた。 既に亡くなった男優が出ていたので、かなり前のものだろう。 ミステリーの部分は、特別どうということはなく、すぐに犯人の予想はついた。 それでも最後まで見てしまったのは、ストーリーが認知症を扱ったものだったからだ。 認知症や寝たきりの患者を抱える家族の悲惨な日常が、胸に迫ってきた。 ドラマがとてもよかったのは、命の尊さや人間の尊厳を大声で叫ぶのではなくて、淡々と一つの日常として捉えていたところだった。 テレビを見ながら、自分の両親のことを思ってしまった。 あのときこうすればよかった。あのときあんなことを言わなければよかった。

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2008年09月28日 11:27

帰らんちゃよか

私は演歌はあまり聴かない。別に嫌いということではないけれど、CDを買ってまで聴こうとは思わない。演歌に限らずもう長いことCDは買っていないが・・・。 インターネットは、そんな私には便利にできている。最近の動画サイトではいろいろなものが楽しめる。 YouTubeでつい聴き入ってしまったのが、島津亜矢の「帰らんちゃよか」。これは関島秀樹の「生きたらよか」が原曲らしいが、彼女のオリジナルといってもいいくらい秀逸。 故郷の父親が都会の息子を思う歌詞は、自分と重なって琴線を震わす。こういう歌にぐっとくるのは、それだけ歳をとったということだろう。   私の両親は、私に「帰らんちゃよか」とは言って

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