ユキノシタ

雨が上がって今日はとてもいい天気。
雨をたっぷり吸った花たちも、生き生きしている。
台風に備えて取り込んでいたマチルダも、太陽の光を浴びて一層艶やかだ。
先に花の終わった薔薇は、もう鮮やかな新芽が出ている。

もちろん元気なのは花だけではない。
あちこちに生えている草は、雨が降るたびに伸びて元気になる。少しずつ草引きをしても、一通り終わる頃には初めのところは、もう生えている。
けれど草のことを気にしていたら、田舎では暮らせない。
草だって一生懸命生きているのだから。

普段何気なく見ているどこにでもある草も、植木鉢に植えるとなんとなくかっこうがつく。
「ユキノシタ」はさりげなくかれんで、とても草とは思えない。何年か前に植木鉢に移したが、毎年きれいに咲いてくれる。それにしても本当に不思議な姿をしている。

「ユキノシタ」の葉は、てんぷらにするとおいしい。
見た目からはちょっとわからないが、軟らかくてもちもちしていて、大好きだ。田舎でも食べる人は、あまりいないようだが・