夢はいつかは醒めるけど、はかなく切ない夢の時を生きて行こう
息子へ 新しい旅立ちに
2010年03月31日 15:27随分長かった。私が思う以上に、お前が一番感じているのだろう。
高校の3年間、2年間の浪人生活。大学と大学院での7年間。なんと12年間も頑張ったのだ。
仕事もしないで自分の好きなことをやってと思う人もいるかもしれないが、なんでも12年間自分を貫き通すのは、そんなにたやすいことではないと私は思う。
長かった学生生活もやっと終わる。
4月からは、週3日とはいえ中学校の非常勤講師だから、今までのようにはいかないだろう。
それでも自分のやりたいことと生活を両立させる道を選んだのだから、私はそれでいいと思っている。
一般企業へ勤めるために、12年間頑張ってきたのではないのだから。
これからが本当の意味で力や生き方が試されるのだから、幾多の試練や苦難が待っているだろう。
つまづき倒れてぼろぼろになったら、いつでも帰ってくればいい。
大きな夢に胸を膨らませて我が家を出て行った12年前と同じように、胸を張って戻ってくればいい。
故郷も私も両手を広げて迎えるだろう。
私にできることは、それぐらいだから。
お前が頑張っている姿に勇気をもらって、私も頑張る。
どんなに遠くてもたとえ小さくても、輝き続ける光をめざして。
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