夢はいつかは醒めるけど、はかなく切ない夢の時を生きて行こう
紫の 鳥が運びし 秋は暮れ
2011年10月29日 17:06我が家の庭に小鳥たちがたくさんやってくる。
スズメガ多いが、時にはヒヨや名前を知らない鳥も飛んでくる。
南天・千両・万両などの実を食べにくるのだ。
特に南天がおいしいのか、正月用に使いたいと思っても、ほとんどなくなっている。
小鳥たちがあちこちに種を落としていくので、庭のいたるところに植えもしないものが顔を出す。
植物は、鳥に運んでもらうために、鮮やかな実をつけるのかもしれない。
小紫もそうやって小鳥が、どこからか運んできたのだろう。
もう随分前のことだが、ある日庭の隅に紫の実を見つけた。
年を追うごとに大きくなり、今では大きな株になって、枝一面に実をつけている。
小紫の花は、よく見ないとわからないほどの小さな花だが、その実は秋が深まるにつれて鮮やかになっていく。
花が少なくなってさみしい晩秋の庭を、彩ってくれるのでありがたい。
小紫がその色を濃くし、白い山茶花が咲き赤い山茶花が咲き、やがて冬が訪れる。
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