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鳴く鹿の 声さえ凍てし わが村は 行く人もなく 声ひそめおり
千両の 実を啄ばみし 鳥の目に 赤く傾く 夕陽見ており
南天に 群がる鳥の 声聞きて 春の支度の 手をとめにけり
咲き残る 山茶花の赤 目にしみて 行く年ははや 残りとてなし
初春に 帰る便りも なきわが子 健やかなると 思い巡らし
短歌・俳句
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